どうも、専業ライターのウチノマナトです。
私は副業時代と合わせて5年ほどライター活動を続けていますが、
ライターってマジでキッツイな
と感じた瞬間は数知れません。
キツイ瞬間が訪れる度に、ぶっちゃけライターを辞めたくなります。
それでもなんだかんだ続けているので、結局ライターに向いてるんでしょうけど・・・。
副業ライターは孤独な仕事なので、キツイ瞬間が訪れたら自分で対処しないといけません。
「キツイよおピエンピエン🥺」と言っても、誰も助けてくれません。
自分の心がやばくなってしまう前に、早めになんとかしましょう。
この記事では、私が副業ライターを続ける中で実際に感じた「キッツイ瞬間とその対処法」について紹介します!
私の実体験をもとに書いているので、初心者ライターさんの参考になれば嬉しいです!
副業ライターで「マジきっつい」と感じた瞬間
私が副業時代にマジでキッツイと感じたのは、以下の瞬間です。
A.最初は報酬が上がりにくい
B.セルフブラック企業状態に陥ってしまう
C.本業があるとサボっても危機感を持ちにくい
D.書いても書いても不安に駆られる
E.本業や趣味をライティング案件に活かしにくいと気付いた
きっと私と同じようなキツさを感じている方もいるかと思います。
今回は「キツイ瞬間をどうやって乗り越えたか?」についてもお話しします!
ちなみに、各見出しのアルファベットは、後ほど紹介する「解決策部分」に対応しています。照らし合わせて読んでくださいね!
A.最初は報酬が上がりにくい
やっぱり、一番はこれ。
最初の期間は、ライターって全然稼げません。
「不動産や金融などの専門資格がある」「趣味ブログを運営していて特定分野の知識がある」などの強みがあれば別ですが、基本的には低単価から始まります。
目安として文字単価1円以下ということも多いですね。
とくに副業だとライティングできる時間も限られるので、
低単価&限られた時間しか作業できない
というダブルパンチを食らいます。
稼ぐつもりでライターを始めた人にとっては、いきなり出鼻をくじかれることでしょう。
B.セルフブラック企業状態に陥ってしまう
ライターは、書けば書くほど収入が上がります。
隙間時間をフル活用してとにかく書きまくれば、1万・3万・5万・10万・・・と、収入を伸ばすことも十分可能です。
逆に言えば、書かないと収入は上がりません。
一生上がりません。
単価をあげるのは難しいので最初は〜〜
そのため、必然的にひたすら動き続けることになります。
本業もあるのでマジ大変。
本業とは違い、休んだ分の給料は出ないので、とにかく書くしかありません。
ディレクション業務を担当できれば話は別ですが、最初はとにかく書くことが必要です。
まさにセルフブラック企業。
C.本業があるとサボっても危機感を持ちにくい
本業があると、収入は安定します。
この「安定収入」というのはもちろん大切ですが、人によって悪い方向に走っちゃうんですよね・・・。
本業があれば、仮にライターの仕事が無くなってもあまり問題ないので、ズルズルサボる危険性があります。
もちろん多くのライターさんは真面目に執筆していますが、
編集する立場になってみると、急に連絡が取れなくなる人が結構いるんですよね。
私も今は落ち着きましたが、採用を始めた当初は気軽に飛ばれました・・・。
専業の場合は、
1つの仕事が無くなる=生活にダイレクトに影響を及ぼす
ので、気軽に飛んだりなどできません。
ライター業界は狭いので、「誰がどこで飛んだ」とか、意外と耳に入ってくるんですよね。
なので、そんな大層なことはできないわけです。
まあ専業でも飛ぶ人は飛ぶけど。平気でTwitter更新してるの見るとびっくり。
一方で、副業は本業収入があるので、気持ち次第では
「まあめんどいしバックれよっかなw」
となることもあります。
もちろん、この記事を読む真面目なライターさんならそんなことはないと思いますが、
バックれライターが多くなると、この仕事自体が軽く見られるので勘弁してほしいですね。
私の場合、もちろんバックれたことはありませんが、副業があるゆえに
「本業収入もあるし、無理に時間を使って営業しなくてもいいかなあ」
という感じで、新規の仕事を増やす努力を怠ってしまいましたね・・・。
D.書いても書いても不安に駆られる
しばらく書くと、こういう時期が来ます。絶対。
不思議なもんなんですけどね、仕事が上手くいってるかどうかは全然関係なく、
「あれ・・・?なんかこのまま書いてて良いのかな・・・?」
と感じる瞬間が現れます、なぜかね。
私の場合は、副業時代に、
「平日は本業、休日は副業・・・。なんかずっと仕事してるけど大丈夫かな私の人生・・・?」
と思う瞬間が時々ありました。
もちろん、クライアントは良い方ばかりでとても仕事しやすく、書くのが嫌いになったわけでもありません。
でもなんだかそう思う瞬間が来るんです。
もともと私がネガティブな人間というのもあるんでしょうが、謎の感情ですね。
E.本業や趣味をライティング案件に活かしにくいと気付いた
先ほど、
「不動産や金融などの専門資格がある」「趣味ブログを運営していて特定分野の知識がある」などの強みがあれば別ですが、
と書きました。
もし自分の本業や趣味が、ライティングに活かせる内容であれば万々歳ですが、
「本業は特に活かせないし趣味も無いな・・・」
と気付いてしまうとキツイです。
私の場合、副業時代は派遣の飛び込み営業をやっていました。
アパートやマンションの個人宅に突撃するアレです。
「営業」と聞くとライター案件がありそうですよね。
でも実際仕事を探してみると、BtoB提案とか、高度な無形商材(研修など)とか、高度な営業経験が求められるんです。
個人宅への飛び込みって、ぶっちゃけノリとテンションでいけちゃうので、そこまで記事にして書けるほどのスキルもありません。
無いことも無いんですが、数は少ないし単価もそこまで良くないし・・・という感じ。
かといって人に誇れるような趣味も無いし、ホントに打ち出せるものが無い。
これに気付いてしまうと、仕事獲得に対する難易度が爆上がりするうえに、モチベーションも下がります。
どうやってしんどさを乗り越えれば良い?
このように、副業ライターにはキッツイ瞬間がいくつもあります。
小さくてもキツイ瞬間をずっと積み重なると、マジでいつしか爆発することもあるので危険・・・。
なるべくストレスを減らすためにも、それぞれ対策が必要です。
ライターでキツい瞬間 | 解決方法 |
A.最初は報酬が上がりにくい | A-1.「最初はそんなもん!」と割り切る |
A-2.細かいステップごとで目標を立てる | |
B.セルフブラック企業状態に陥ってしまう | B-1.思い切って案件を整理する |
B-2.本業の時間の使い方を見直す | |
C.本業があるとサボっても危機感を持ちにくい | C-1.自分を追い込んで仕事する |
C-2.自分のモチベーションを設定する | |
D.書いても書いても不安に駆られる | D.思い切って書かない |
E.本業や趣味をライティング案件に活かしにくいと気付いた | E.意図的にスキルを身につける |
A-1.「最初はそんなもん!」と割り切る
人間、時には割り切ることも大切です。
正直、ライターを始めた当初の低単価は、割り切らないとやってらんない部分もあります。
文字単価0.5円で何千文字執筆とか・・・
テストライティング3000文字で1,000円とか・・・
結構最初はそんなもんです。
早い段階で相性の良いクライアントと巡り会えたり、提案のコツを掴んだりしている方なら別ですが、思い切って割り切っちゃいましょう。
A-2.細かいステップごとで目標を立てる
「いやいや割り切れないよ!」
という方もますよね。
その場合は、報酬を上げるための目標設定を行い、低単価を抜け出すためのアクションを起こしましょう。
自分が最終的に稼ぎたい金額目標を定め、段階的に「どのくらい収入を上げられたか?」を記録することで、自分のモチベーションも管理しやすいです。
Twitterで「今月の収支報告!」という記事をアップしているライターさんもいますよね。
そうした収支報告系も、自分の足跡を残せるのでスゴい良いと思います。
B-1.思い切って案件を整理する
「稼がなきゃ!稼がなきゃ!稼がなきゃ!」
と不安になり、ひたすら仕事を受け続けてしまうと、セルフブラック企業状態からは抜け出せません。
思い切って仕事を整理する勇気も必要です。
副業収入を上げたい気持ちはめちゃくちゃわかります。
私も本業が派遣営業だったので、副業でスキルを付けたくて、ひたすら書いていましたからねえ。
とはいえ、働きすぎて体調を崩したりメンタルを弱めたりすることは、避けなければなりません。
体調を崩して執筆できなくなると、収入は0。それだけは避けたいですよね。
なので、以下のような仕事を整理して、自分の時間を確保しましょう。
- 低単価
- ジャンルとの相性が悪い
- 自分の稼働スタイルに合わない(納期が毎回タイトetc)
空いた時間で、今後の提案戦略を立てたり応募文を見直したり、執筆以外のことにも取り組みましょう。
執筆をしていないと収入が上がらないので、
「このままで大丈夫かな・・・?」
と感じるかもしれません。
しかし、時間があるときに仕組み化しておけば、後々苦労せず仕事を獲得できるようになりますよ!
B-2.本業の時間の使い方を見直す
自分のライティングスピードの見直しも必要ですが、本業の時間の使い方も改善できないか検討しましょう。
例えば、残業代を稼ぐために残業する「生活残業」をしている人もいますよね。
私も派遣営業時代、残業代を稼ぐために、定時内はすんごいのんびり仕事をしてわざと残業している人がいました。
確かに生活残業をすれば収入は増えますが、そのぶんライティング時間は削らないといけません。
せっかく副業でライティングをして収入を上げられるチャンスがあるのに、残業に時間を使ってしまうのはもったいないですよね。
私は残業を一切せず、空き時間はすべてライティングにぶち込んでいました。
そのおかげで、副業時代からライティング収入が20万円を超えていたので、本当に良かったです。報われた感じ。
もし、よほど生活費に困っているとかでなければ、生活残業はせず空き時間をライティングに費やせないか考えましょう。
C-1.自分を追い込んで仕事する
極論、本業を辞めれば「ライターに集中せざるを得ない状況」を作り出せます。
まあでも、ホントに極論なんでオススメはしません。
「本業があるからこそゆとりを持って副業ライターを続けられる」みたいな部分もあるので。
自分を追い込むためには、そこまでやる必要もありません。
例えば「SNSで毎日作業内容を宣言する」「誰かに管理してもらって定期的に進捗報告する」などなど、どんな方法でもOKです。
C-2.自分のモチベーションを設定する
副業ライターで収入を上げて、少しでも生活を豊かにしたい人も多いですよね。
例えばこんな感じでしょうか?
「推しのグッズをもっと買いたい!」
「大好きなアーティストのライブを全部回りたい!」
「新製品のカメラを買いたい!」
「奮発して2,000円くらいのランチを食べたい!」
このような、自分にとって正のモチベーションとなる内容を設定するのもオススメです。
先ほどの「自分を追い込む」とは方向性が違いますね。
自分に対するご褒美を作ってあげると、人間は結構頑張れます。
私も副業時代は「毎週末に都内のホテルでワーケーションもどきをする!」というのをモチベーションにしていました。
普段とは少し環境を変えるだけで気持ちが軽やかになるので、かなり良いモチベーション設定でしたね!
D.思い切って書かない
一旦捨てるのも勇気です。
ぶっちゃけ副業ライターなら、書かなくても本業収入があるので生きていけます。なので、モチベーションが上がらないときに、無理やり書かなくてもOKです。
専業は書かないと生活費がヤバいので難しいですが、副業ならそこまで追い詰めなくても問題ありません。
あ、もちろん事前にクライアントに相談はしてくださいね。
「来月は少し本数を減らしてください」とか、迷惑をかけないように調整しましょう。
間違っても「無断で納期に遅れる」とかはNGです。
ライティング以外に自分の趣味や楽しみがあるなら、息抜きの意味も込めてそっちをやっても良いですね。
E.意図的にスキルを身につける
本業や趣味分野がライティングに活かせないのであれば、自分でスキルを身につけるしかありません。
私もこのパターンです。派遣営業時代は、商材を一切カスタマイズできないですし裁量もなかったので、自分で取り組める工夫は限られていました。
趣味や好きなものも無いので、ライティングの仕事探しには苦労しましたねえ。
スキルを意図的に身につける手段として、以下のようなものがあります。
- Excel・Word・PowerPoint操作
- 図解作成
- SEOスキル
- 資格取得
とくに、オフィス製品の操作と図解作成は、できるようになっておくと超便利です。
私もマーケティング関連の執筆依頼でExcelの関数を使って説明する機会があり、めちゃくちゃ丁寧に計算をしたら大変喜ばれました。
オフィス製品操作と図解作成って、すんごい時間がかかるんですよね。
なので、ライター側で丁寧に作成できると評価されます。
「本業や趣味を活かせる仕事が無いなあ」という方は、意図的に役立つスキルを身につけましょう!
ライターに限らず、仕事でキッツイ瞬間は無視せず対策しよう
ライターは、一人でデスクに向き合い、バコバコ執筆する仕事です。
会社とは違って身近に相談できる人を作りにくいため、キッツイ瞬間が訪れたら自分で解消しないといけません。
最後にもう一度、キッツイ瞬間と対策をまとめておくので、しんどくなったタイミングで是非参考にしてくださいね!
ライターでキツい瞬間 | 解決方法 |
A.最初は報酬が上がりにくい | A-1.「最初はそんなもん!」と割り切る |
A-2.細かいステップごとで目標を立てる | |
B.セルフブラック企業状態に陥ってしまう | B-1.思い切って案件を整理する |
B-2.本業の時間の使い方を見直す | |
C.本業があるとサボっても危機感を持ちにくい | C-1.自分を追い込んで仕事する |
C-2.自分のモチベーションを設定する | |
D.書いても書いても不安に駆られる | D.思い切って書かない |
E.本業や趣味をライティング案件に活かしにくいと気付いた | E.意図的にスキルを身につける |