こんにちは、専業SEOライターの「内野マナト」です!マーケティング・不動産・教育・ライフスタイル全般など、幅広いジャンルの記事を執筆しながらゆったり生活しています。
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今回の記事では、私がライターとして実践している「継続率UPのために今すぐ使えるコツ」をお話しします!
私が現在ライターとしてお付き合いさせてもらっているクライアント数は約6〜8社ほど。そして、ほとんどのクライアントが「半年〜1年以上」の継続契約です。
いやはや、これは大変ありがたいこと。ライターの仕事は単発での依頼も珍しくありませんし、クオリティが低ければ
「また機会があれば連絡します!」
という形でヒッソリお断りされることも少なくありません。その中で、既存クライアントの多くが継続というのは本当に嬉しい限りです。
とはいえもちろん私も、最初からいきなりすべてのクライアントで継続になったわけではありません。
現在いただいている継続のお仕事が安定するまでは、テストライティングで不採用になったり、数回仕事に取り組んだ後に実力不足で案件が終了したり、いろんなことがありました・・・。
というか今でも、
「来月いきなり継続終了にならないだろうか・・・」
と不安になることばかりです。
こうした不安は、きっとライターさんなら誰しも抱えるはず。「記名記事で実績をたくさん提示できる!」「専門資格を持っている!」「ディレクターとしての実績がある!」など、明確な強みを打ち出せる人でないと、案件が安定して継続するのって難しいんですよね・・・_(:3」∠)_
そのため、一度手にした仕事を逃さぬよう、クライアントに喜んでもらえる仕事をする必要があります。
それでは、具体的にどういうことに気を付ければいいのでしょうか?
私がライターとしての継続案件が増えてきた中で感じた、継続率アップのために今すぐ使えるコツを紹介します!
大前提:執筆クオリティを磨こう!
そもそもの大前提として、執筆クオリティはまず頑張って磨きましょう!
やっぱり、どれだけクライアントの期待値を上回るコミュニケーションを取れても、肝心の執筆クオリティが悪ければ継続はありません。
執筆クオリティを高め、クライアントが望む(あるいはそれ以上の)記事を納品した上で、これからお話しする細かい部分に注力できると自然と評価が高まります!
クライアントからすると、記事クオリティが同じライターが2人いるのであれば、より細かい部分に気を遣える人の方を採用したいと感じますからね。
ライターが気を遣えるとクライアントが喜ぶ細やかなポイント!
それでは具体的に、ライターがクライアントに対して気を遣うべきポイントを見ていきましょう!
この記事では、以下の2点に分けたうえで、それぞれについてポイントをお話しします。
- クライアントの期待値を下回らないために必要なこと
- クライアントの期待値を上回るために必要なこと
この2点は微妙にニュアンスが異なるのでチェックしておきましょう!
期待値を下回らない
クライアント側が「最低限クリアしてほしい」という最低ライン。最低ラインなので、できないと評価が下がっていく
期待値を上回る
クライアント側が「お、ここまでしてくれるんだ!」と思ってくれるライン。最低ラインをこなした上で目指すことで評価UP
1.クライアントの期待値を下回らないために必要なこと
まず、クライアントの期待値を下回らないために必要なことは以下の3つ!
- マニュアルを守る意識が見える
- 記事送付時に「リンク+タイトル」をセットにしてくれる
- 「納期を守る」など、当たり前のコミュニケーションを心がける
この3つは「期待値を下回らない」なので、最低限守るべき項目です。
パッと見た感じ当たり前のことのように感じる方も多いでしょうが、納期に関しては割と普通に飛ぶ人がいます。私も編集者として働く中で、平気でいなくなるライターと出会ってびっくりしました・・・。
(1)マニュアルを守る意識が見える
ライターにとって、クライアントからのマニュアルは優先的に守るべき事項です。
クライアントは、なんらかの意図を持ってマニュアルを作成しています。内容は企業によって様々ですが、サイトのトンマナを合わせるためだったり、記事の信頼性を担保するためだったりすることが多いです。
もしマニュアルを守らなければ、クライアントのイメージする記事にならず、迷惑がかかってしまいます。なので、マニュアルを守る意識は必ず持ちましょう。
たまに、
「細かいマニュアルを守るのがめんどいから、修正もらってから意識して直そう」
という方もいますが、その心構えはNG!
上記のようなことをツイートしている方がいてビックリしました。
確かに、マニュアルに書かれている内容を100%守ることは難しいです。私自身、提出前にチェックをしても、トンマナや単語のルールを見落とすことはあります。
だからといって「最初からマニュアルを守ろうとしない」というのは論外です。
編集者からすると、記事をチェックすれば
「このライターさんはマニュアルを守ろうとしているなあ」
「絶対マニュアル読んでないよね・・・」
というのはわかります。
「そもそもマニュアルを守る気がない記事」と「マニュアルを守ろうと頑張っている記事」では、クオリティが全然違うのです。
本文以外のマニュアルに関しても同じです。例えば「記事ファイルのタイトル付けルール」を指定するクライアントがいれば、必ずルールに則りましょう。
記事ファイルのタイトルの付け方を指定するのは、シンプルに整理しやすいからです。
企業は大量に記事をチェックするので、タイトルがバラバラだと、
「この記事はいつ書いたものか?」
「担当ライターさんは誰だっけ?」
「どこまで何回修正したっけ?」
とわからなくなってしまいます。
細かい修正が重なるとかなり面倒なので、クライアントが定めたルールを「最低限守ろうとする意識」は持ちましょう!
(2)記事送付時に「リンク+タイトル」をセットにしてくれる
意外と多いのが、
- どの記事について執筆したのかを書かずに、記事リンクだけを送る人
- 「修正しました」という一言だけで記事リンクを送らない人
というライターさんです。
例えばこんな感じの文章ですね。
お世話になっております。
記事が完成しましたのでご確認をお願いします。
(記事リンク)
問題点:「どの記事を書いたか?」を明記していない
お世話になっております。
記事修正が完了したのでご確認をお願いいたします。
問題点:「修正した」という報告だけで記事リンクが無い
こういうコミュニケーションは、クライアントの手間を増やすので絶対にやらない方が良いです。
クライアント側は、日々大量の原稿をチェックしています。なので「どのライターさんがどの記事を書いているのか」を完璧に把握することはできません。
「どの記事を書いたか」「記事リンク」をセットで見て判断します。にもかかわらず、どちらか一方しか送ってくれないと確認が手間です。
私が編集として働いている際は、ライターさんから送られてきた記事を専用シートに貼り付けて管理しているので、中身を見ないとどの記事かわからないというのは面倒なんですよね・・・。
クライアントに要らぬ手間をかけないように、メッセージ上で「どの記事を書いたのか(修正したのか)」をわかるように送信しましょう。
(3)「納期を守る」など、当たり前のコミュニケーションを心がける
「今さら書くことかな?当たり前じゃない?」
と思いましたが、どうやら無断飛び飛びライターさんが絶滅することはなさそうなので書いておきます。
この記事でも何回か伝えているのですが、当たり前のことができないライターは多いです。
私も編集をする中で、いろんなライターさんに出会いました。
- テストライティングを割り振った後に連絡が取れなくなった人・・・
- 納期直前で「書けないのでキャンセルさせてください」と連絡してきた人・・・
- 納期翌日の午前2時に「遅れます」と連絡してきた人・・・
- 1回「母親が亡くなりバタバタしているので遅れます」と連絡してきた後、次の依頼をしたら、再び「母親が亡くなりバタバタしているので遅れます」という理由で遅れた人・・・
人間なので、何か事情があって納期に遅れることはもちろんあります。
ただ、遅れるにしても早め(最低でも納期3日前くらい)に連絡したり、遅れた理由で嘘を言わなかったりなど、当たり前のコミュニケーションを取ることが必要です。
特に副業ライターの場合は、本業が忙しくて納期に支障をきたすこともあり得ます。
もちろん、クライアントからすると
「まあ本業あるし遅れても仕方ないよね」
とはなりません。仕事を受けている以上、プロとして成果物を納めることが絶対です。
「わかっているけど、本業が忙しくて納期を守れるか自信ない・・・」という方は、具体的な両立方法として以下を参考にしてみてください。
- 納品スケジュールを事前に確認しておく
- 受注する仕事のラインを決めておく
- 仕事ごとにオリジナルマニュアルを作る
- 本業の隙間時間を活用する
さらに詳しい内容は、この記事をチェックしてくれると嬉しいです!
2.クライアントの期待値を上回るために必要なこと
次は「期待を上回るために必要なこと」です。
ここで紹介する項目を守れるライターさんは、他よりも頭ひとつ抜いた評価を得られます。
- 構成作成時に執筆予定内容を丁寧にまとめる
- 画像ファイルにタイトルをつけてくれる
- マメに疑問点などを共有してくれる
- +αの提案をしてくれる
(1)構成作成時に執筆予定内容を丁寧にまとめる
人によっては、執筆だけでなく構成作成から担当することもありますよね。私も最近では、構成作成から担当する記事がほとんどになりました。やはり「執筆だけできるライター」より「構成も作れるライター」の方が重宝されます。
構成は、記事を書く上で骨格となるめちゃくちゃ重要な部分です。骨格部分の完成度で記事クオリティが決まると言っても過言ではありません。
それほど大切な部分なので、構成作成には結構な時間がかかります。私も、記事によっては半日〜1日かけたりすることもザラ。
かなり大変ですが、構成作成段階でしっかりリサーチしておけば、執筆時の負担を軽減できるので力が入ります。
クライアントからすると、手間がかかる構成作成を丁寧に取り組んでくれるライターさんは貴重です。
構成作成時は、丁寧なリサーチを心がけることはもちろん「執筆予定内容をわかりやすくメモする」という点まで気を配れると良いです!
構成を作成すると、見出しだけを作成するライターさんもいます。それだけでも良いのですが、+αで各見出しの執筆内容までメモできるのが理想です。
例えば「副業と本業の両立方法に関する記事」では、こんな感じで構成を作りました。一部抜粋です。
<h2>具体的な「副業と本業の両立方法」って?</h2>
//上記を受けて。本業と副業を上手に両立させる具体的な方法は?
<h3>納品スケジュールを事前に確認しておく</h3>
//案件のスケジュール感を必ず事前に確認しておこう。月初にまとめてもらい月末提出する形式・五月雨式でもらう形式・1週間に1記事マストのように決まっている形式、の3種類が多い。自分に合ったスケジュールで働けるかを必ず確認しておく。
<h3>受注する仕事のラインを決めておく</h3>
//仕事を受けすぎてパンクしないように、案件受注の基準を決めておこう。納品スケジュール・月の執筆本数・単価・執筆ジャンルなど。何でもかんでも受けない状況にしておけばパンクする可能性は減らせる。
<h3>仕事ごとにオリジナルマニュアルを作る</h3>¥
//時間がない副業ライターは時間を効果的に使うため、自分でマニュアル作るのも良い。案件ごとでトンマナや書き方が違うため、それらをメモしておくだけでも時間を有効活用できる。
<h3>本業の隙間時間を活用する</h3>
//移動時間で作業したり休憩時間に構成だけ作ったりと、隙間時間を活用する意識を持とう。やれるなら就業中にこっそり作業もできるけど、本業に余裕がある時にやった方が無難
このように、各見出しの下に執筆予定の内容を簡単にメモしています。自分のブログ用のためザックリですが、クライアントに提出する場合はもっと丁寧です。
各見出しの執筆内容をざっとメモしておけば、クライアントも記事の方向性を掴みやすいですし、クライアントとしても、
「この内容を追加でお願いします」
「この部分は書かなくても大丈夫です」
など、細かい部分の指示もできますよね。
構成段階でクライアント側と記事の方向性を細かくすり合わせできれば、あとは執筆で肉付けするだけ。お互いの執筆時の手間を減らせるので、構成段階で執筆内容をメモできるとgoodです!
(2)画像ファイルにタイトルをつけてくれる
記事によっては、画像を選定することもあります。
もし「元の画像データも送ってください!」を求められた場合は、キチンと画像ファイルにタイトルを付けておくと親切です。
ライター側は「今回の記事でどういう画像を選定しているのか?」を把握していますが、クライアント側はわかりません。画像ファイルのタイトルは、デフォルト設定ではよくわからない数字の並びになっているため、拡大しないとわからないんですよね・・・。
特にスクショを大量に貼ったりする記事の場合、マジで何が何だかわからなくなります。
クライアントから画像タイトルを指定されていなくても、簡単に「何についての画像なのか?」がわかるようにしておくと良いですね!
(3)マメに疑問点などを共有してくれる
疑問点や必要事項を、適宜共有してくれるライターさんはありがたいです。
クライアント側も、なるべくわかりやすくマニュアル等は整備しています。
ライターさんの立場になって「こういう疑問点があるんじゃないかな?」と考え、極力質問が出ないマニュアルを作成してはいますが、それでも細かい部分で見落としがあるものです。
やっぱり作り手側と使い手側では視点が違いますからね。そういった疑問点を放置せず、質問してくれるとめっちゃありがたいです。
勝手にマニュアルを逸脱するのはダメですが、適宜確認をとってもらえると、次回以降のマニュアル作成やライターさんとのやり取りに活かせるので、積極的に質問しちゃってOKです。
マニュアルミスの疑問点以外にも、
「入稿時にどうしても表示が変になっちゃいます」
「画像がなぜか圧縮できません」
などなど、他にも困った部分があったら共有してもらえると助かります。
ちなみに、クライアントのマニュアルを見る中で
「こっちのやり方の方が良いんじゃ無いかな?」
と思うこともあるでしょう。その場合は、何度か依頼を重ね、ある程度信頼関係を結んでから提案した方が良いですね。
(4)+αの提案をしてくれる
クライアントからいただいた構成案に沿って執筆する中で、
「あ、この構成の方がもっと良いんじゃないかな?」
などを感じることもありますよね。
構成を作る段階ではわからなくても、実際に執筆を進める中で変更した方が良い要素というのは意外とあるもの。
もし、そのような「変更することでさらに記事クオリティが上がる点」があれば、どんどん提案しましょう。
私も、基本的にはクライアントから渡された構成に沿って執筆しますが、
「この見出しはもっと分割した方が良いなあ」
「この情報入れるともっとわかりやすいぞ!」
という点があれば、積極的に提案するようにしています。
クライアントからしても、構成作成時に拾いきれなかった部分を、丁寧に補強してくれるライターさんは心強い存在です。
ただし、何も言わずに変更することは避けましょう。疑問点や追加点などがあれば、必ずドキュメントやWord上にコメントを残しておきます。
確かにライターさんの意見を取り入れた方が良い記事になるかもしれません。
とはいえ、クライアントも意図を持って構成を作成しています。勝手に内容を変更すると「あれ?なんで?」と思われてしまうので、変更履歴や理由はきちんと残しておきましょう。
細やかな部分を積み重ねて継続案件に繋げよう!
いかがでしたでしょうか?
「いかがでしたでしょうか?」を嫌うライターも多いですが、個人ブログなので使いたい放題
クライアントによって、ライターを評価するポイントはさまざま。
なので、今回の内容を守れば100%継続してもらえるわけではありません。
とはいえ、細かいコミュニケーションの部分で気遣いをしても、決して損することはありません。
ほんのちょっとの心遣いで継続可能性がアップするなら、絶対に取り組んだ方がお得です。
一度掴んだ仕事を離したくない方は、ぜひ今回お話しした内容に取り組んでみてください!
〜クライアントの期待値を下回らないために必要なこと〜
- マニュアルを守る意識が見える
- 記事送付時に「リンク+タイトル」をセットにしてくれる
- 「納期を守る」など、当たり前のコミュニケーションを心がける
〜クライアントの期待値を上回るために必要なこと〜
- 構成作成時に執筆予定内容を丁寧にまとめる
- 画像ファイルにタイトルをつけてくれる
- マメに疑問点などを共有してくれる
- +αの提案をしてくれる
あ、もちろん記事クオリティを磨くことは前提で!!!!!!